新型コロナウイルスに翻弄されて1年以上の月日が経過しました。観光都市である函館の経済は低迷し、今もなおさまざまな業界で大打撃を受け続け、ウイルスとの戦いが終わりの見えない中、この苦難を乗り越え地域をどのように活性化させていくかが喫緊の課題となっています。苦しい時だからこそ、改めて会員全員が一丸となり、さらなる信頼関係の構築、青年部としての組織力の向上、個々の資質向上を図っていくべきではないかと考えます。しかし、大人数で顔を合わせることが難しい今、いかにして我々会員の士気を保っていくのかも課題となってきます。
当委員会では、今年度も会員同士が人柄や仕事内容を理解し合い、連携をとりながら円滑に事業を進めていけるような交流事業をメインに企画・実行して参ります。また、低迷している会員活動率の向上を目的に、今できる形での親睦会等を企画し、会員の掘り起こしにも努めます。その他の事業内容としては、引き続き、観光提案委員会との共催による青森商工会議所青年部との合同例会、スポーツ振興委員会が担当する函館マラソン大会のエイド運営、地域活性委員会が担当するはこだてカルチャーナイト、これらのイベントを協力して盛り上げて参りたいと考えております。
人が集まることに慎重にならなければならないこのご時世で、感染症対策と地域活性化の両立を考え、これらの事業を成功させてゆくことが函館に元気を取り戻すためには必要不可欠です。一つ一つ実績を積んでいき「新しい生活様式」でのイベント開催のモデルケースを我々で示していくべきではないかと考えます。そのためには、会員皆様の知恵とお力添えが必要です。“コロナ禍だから出来ない、辞めよう”ではなく、“コロナ禍の今だからこそ”商工会議所青年部として、函館の経済を支えるために積極的に活動して参ります。